中国上海市

中国の上海市は直轄市の一つ。


人口は重慶に次ぐ第二位の規模で中国最大の商業・金融・工業都市。 一人当たりのGDPは国内最高水準。

空白画像
上海の夜景
上海市 美しい外灘の夜景

上海市の概要

中国の上海市は1842年以降、様々な形で外国資本が流入して栄えた都市です。
近代史に目を向けると、先進諸国の様々な思惑に翻弄されながら、常にアジアを代表する国際都市であり続けており、近年ではビジネスの中心にもなりつつあります。
「租界」という言葉に代表される外国との関係は決して幸せなものではなかったにも拘わらず、良くも悪くも様々な遺産をこの都市に残しました。現在の上海市にはこうした経緯の上に培われた懐の深い魅力があります。
一方で古代史に目を転じても呉淞江の河口に位置する上海市は交通の要衝としてその存在感を示しています。
春申君は中国史ファンには馴染みの深い戦国時代の名君ですが、上海は彼の名君の奉ずる土地であったことはあまり知られていません。このため、現在でも上海は申と称されることもあるそうです。

上海は現在でも中国、そして、アジアを代表する国際都市です。

近年の中国の発展には目を見張るものがあります。その経済発展は国内生産力を飛躍的に伸ばし、安価な製造原価を背景に様々な分野で世界中に製品を供給しています。太陽電池、リチウム電池、医薬品、食品分野での活躍には目覚ましいものがあります。たとえばグルコサミンの生産では中国の原材料が世界シェアの8割を占めるとする分析もあり、まさに世界市場を席巻しています。
一方で中国の消費の伸びも注目されており、自動車、家電、旅行や情報産業まで、中国の驚異的な消費の伸びは世界のメーカーの垂涎の的になっていますが、海外企業にとってこの市場は進出のハードルの高い市場でもあり、未だ様々な課題を残しています。

中国の問題

中国は世界一の人口を有する大国であり、国際連盟の常任理事国に任じられるなど、世界的に重要な役割を演じる機会が多くあります。
共産主義国家であるために、自由経済諸国とは相いれない立場を取ることがある。
又、個人の財産の所有に関して規制を設けている為、個人や集団の権利に関する見解については欧米社会の常識と対立する場合もあり、問題として報道されることも少なくありません。
特に知的財産権については欧米の基準と大きくかけ離れている為、著作権や特許権の侵害に対して欧米社会の反発は大きいものがあります。
2011年に中国で発生したアップルの商標権の侵害は欧米では考えられないレベルの知的財産権の侵害であり、海外での商標登録
の必要性とその管理の難しさという問題に一石を投じました。
情報の交流についても、以前に比べて緩和の傾向はあるものの、政府の管理統制が前提となっているため、言論の自由を前提とする欧米社会との軋轢の原因となっています。

様々な問題が存在しつつも、中国、もしくは中国市場に対する世界の関心は高く、又、中国の世界に対する関心の質も変わってきており、今後、現存する問題の解決方法が模索され、克服されていくことが期待されます。

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